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第93号【米国の糖尿病腎症の推移】

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【医薬ニュースNOW】 第93号
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こんにちは、山川健太です。

医薬領域の第一線で活躍している人に向けて、注目ニュースを選び、
その概要をお届けします。


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◆今回の注目ニュース
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【米国の糖尿病腎症の推移】
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■情報源■
http://jama.ama-assn.org/content/305/24/2532.short
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糖尿病腎症は、主な糖尿病合併症であり、
慢性腎障害の主な原因でもあります。

糖尿病患者の約40%が糖尿病腎症を
発症するとの報告もあり、
通常は、アルブミン尿やGFRの低下によって
発見されます。

アルブミン尿やGFRの低下は、たとえ軽度であっても、
心血管イベントや死亡のリスク増加や
医療費の増加と関連していると報告があります。

また、糖尿病腎症は米国での末期腎不全の
原因疾患として約50%を占めており、
ESRDに移行すると5年生存率は、40%未満である
ことが知られています。

このような背景から、糖尿病腎症の発症を抑制する
ことは、非常に重要な社会問題と言えます。

その一方で、近年、糖尿病治療の発展してきており、
糖尿病腎症の発症も軽減していることが期待されます。

また、レニン・アンギオテンシン・アルドステロン系(RAAS)の
阻害は、アルブミン尿を低下させ、
GFRの低下を抑制することが明らかとなってきており、
糖尿病患者の血圧治療の方針が変わってきているとの状況があり、
この点からも糖尿病腎症の発症が軽減していることが期待されます。

そこで、今回の研究では、直近20年間の
糖尿病腎症の罹病率の変化の調査がなされました。

その結果、1988年から2008年のデータを解析したところ、
米国の糖尿病腎症の罹患率は、糖尿病の罹患率に比例して、
増加を示していることが明らかとなりました。

糖尿病患者に限定してみると、
血糖低下剤やレニン・アンギオテンシン・アルドステロン系の
降圧薬の使用が増加しているにもかかわらず、
糖尿病腎症の罹患率は、一定であるとの結果となります。


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◆チェックしよう!英単語!
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end-stage renal disease:末期腎不全、ESRD

renin-angiotensin-aldosterone system

レニン・アンギオテンシン・アルドステロン系

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◆あとがき
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ここ20年間で、糖尿病治療薬の種類は、劇的に増えています。
また、糖尿病患者でのACE阻害薬やARBの使用も劇的に増えています。

昔に比べて、現状では糖尿病腎症のスクリーニング意識が
高まってきているとの背景もあるため、単純に糖尿病腎症の
罹患率を比較できないとの限界はあると思います。

とは言え、糖尿病患者に占める糖尿病腎症の罹患率が
変わらないとの今回の研究結果は、糖尿病腎症の現状の
治療法の限界をよく表しているのと言えると思います。

一日でも早く、糖尿病腎症の治療を大きく変える
有効な治療法・治療薬の開発が望まれます。


<<本メルマガについて>>
※本メルマガの内容は作者の興味に基づいて主観的に取り上げたものです。
※本メルマガの内容は医学的なアドバイスを意図したものではありません。
※医学的な行為は必ず医師・専門家の指導のもとに行ってください。
※作者の勘違い等で本メルマガの内容に間違いが含まれている場合もあります。
※間違いにお気づきの方は作者宛にメールを頂けると幸いです。

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発行者:山川健太
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2011-07-04 : 未分類 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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