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第152号【透析のタイミングによって死亡率が高まる可能性】

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【医薬ニュースNOW】 第152号
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こんにちは、山川健太です。

医薬領域の第一線で活躍している人に向けて、注目ニュースを選び、
その概要をお届けします。


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◆今回の注目ニュース
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【透析のタイミングによって死亡率が高まる可能性】
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■情報源■
http://www.medpagetoday.com/Nephrology/ESRD/28651
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透析の間隔が1日よりも長い場合には、
透析患者の有害なイベントのリスクが高まる
ことを示した研究結果が報告されています。

New England Journal of Medicine誌に掲載されています。

通常、透析は週3回行われており、
透析の間隔は1日間の場合と2日間の場合があります。

この研究では、End-Stage Renal Disease Clinical Performance Measures Project
に参加した透析患者32,065人のデータを用いて、透析間隔が1日間と2日間の状況で、
有害イベントのリスクに差があるか検討しました。

その結果、透析間隔が1日間の状況に比べて、透析間隔が2日間の状況では、
死亡のリスクや入院のリスクが有意に高まることが示されました。

具体的には、100人年あたりの死亡数は、以下に示す差が認められました。

・総死亡(22.1 versus 18.0, P<0.001)
・心血管死(10.2 versus 7.5, P<0.001)
・感染関連死 (2.5 versus 2.1, P=0.007)
・心停止死 (1.3 versus 1.0, P=0.004)
・心筋梗塞死 (6.3 versus 4.4, P<0.001)

また、100人年あたりの入院数は、以下に示す差が認められました。

・心筋梗塞による入院 (6.3 versus 3.9, P<0.001)
・心不全による入院 (29.9 versus 16.9, P<0.001)
・脳卒中による入院(4.7 versus 3.1, P<0.001)
・律動不整による入院(20.9 versus 11.0, P<0.001)
・あらゆる心イベントによる入院 (44.2 versus 19.7, P<0.001)

なお、これまで、週3回の透析が典型的なパターンとして普及していますが、
この回数は臨床試験のデータに基づいて設定されたものではありません。


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◆あとがき
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本研究結果から、現状の透析の回数の妥当性を検討する必要性が考えられます。

透析は医療費が高いことがよく知られていますので、
透析の間隔を1日間とすると、現状よりも医療費がさらに高まることになるため、
現実的ではないと考える人も多いかと思います。

ただ、ニュースの中でも触れられていますが、
入院のリスク増加を考えると、入院に要する医療費も大きいことから、
透析間隔を1日間とすることによって、抑えられる医療費もあると考えられます。

透析間隔を全て1日間とすることと、
透析間隔を現状のタイミングで実施することの
どちらの方が医療経済的に負担が大きいのか、興味があります。


<<本メルマガについて>>
※本メルマガの内容は作者の興味に基づいて主観的に取り上げたものです。
※本メルマガの内容は医学的なアドバイスを意図したものではありません。
※医学的な行為は必ず医師・専門家の指導のもとに行ってください。
※作者の勘違い等で本メルマガの内容に間違いが含まれている場合もあります。
※間違いにお気づきの方は作者宛にメールを頂けると幸いです。

――――――――――――――――――――――――――――――――――
発行者:山川健太
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2011-09-29 : 未分類 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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